2012年3月7日
南座での歌舞伎観劇のはなし
[花道、長い髪が玉三郎さん](拡大します)
話が昨春に遡りますが、避難していて戻って来る直前に、南座で、玉三郎さんと中村獅童さんの歌舞伎を観ました。(都をどりの話は以前書きましたが、さすがにあまりは書きづらかったんです。)着の身着のままの日々で、お世話になっている旅館に、あまり洋服を買い物袋下げては帰れない心境で、アトリエ先生から頂いたばかりの淡いゴールドの服で、いつもの四条通りを歩いた時の爽快感。背筋が伸びました。
やはり、衣服住は人の支えです。
[側面からみた南座]
お二人の震災のトークの日もあったのですが、その日は逃し、二編からなる歌舞伎をまたもや桟敷席の辺りで観ました。
初めての歌舞伎鑑賞でしたが、話が、女形の(玉三郎さん)美しい人が、実は大きなネズミだったとか、大蛇退治(きゃ〜!)とか、そういうおどろおどろしいお伽(?)話でした。
驚いたのは、中村獅童さん。
意外でした。
こんな事を書くとなんですが、プライベートの話のイメージが強かったので…すが、バリバリの歌舞伎化粧に、あのキメのポーズ「見得(みえ)」(歌舞伎特有の…足の踏ん張りとか、口元と目の表情とかを静止してポーズをとるあれです!)が、すごく決まっていました。
やはり、本業に打ち込んでいる姿は、人を凛とさせる
それを強く感じた観劇でした。
あっちゃん♪
数年前(この頃1年前か2年前なのかわからなくなるの)、玉三郎さんの特集番組見て、はっと息を飲む美しさとはこの事を言うのだと思いました。この方は梨園の出身ではないのですが、並々ならぬ美への探究心と美意識が彼を作り上げているのです。
携帯にメモした玉三郎さんの言葉です。「美とは、純真な愛情を持って物事を見ること。」
かめちゃん!ありがとう♪
そうなの、そうなの。玉三郎さんについては述べなかったんだけど、本当に、息をのむ美しさでした!(年齢不詳だなあ〜*^^*)
ちょうど、このブログを書く為に調べた時に、どこかのサイトに「女形の哀しみ」っていう文章があって、その、梨園の出身ではないこととはそういうことなのかな…と、かめちゃんのコメントを読んで、はっとしました。
その「美とは…」っていう名言、素敵ね!!
こうしてブログで発信していると、頂いたコメントからも新たな発見と驚きがあるから、いいな〜♬と思いました。